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「GI Yamanashi」糖度基準の公開/2018

「GI Yamanashi」糖度基準の公開/2018
地理的表示「山梨」管理委員会
県内における気象環境について、ブドウの生育期(4月~6月)は、少雨、多照で経過し、順調な成長を示し平年に比べて7日以上の促進が見られた。成熟期(7月~9月)は、7月中旬から8月上旬を中心に猛暑日、熱帯夜が続いた。しかし、8月中・下旬は寡雨、多照で、9月上旬に入ると、やや曇天が続き気温は低下した。
従って、好環境により病害等の発生が低く、各地域におけるブドウの状態も非常に健全な果実となっており、品質の評価は高いものである。
甲府盆地周辺域内における果実の糖度調査(Brix示度、9月上旬)を行ったところ、「甲州」は勝沼上岩崎で16.2 %、勝沼下岩崎で14.4%、一宮矢作で14.5 %、山梨市東で16.7%、八代南で17.6 %、甲府七沢で14.6 %、穂坂宮久保で17.3%となっていた(総平均して15.9%)。また、マスカット・ベーリーAは山梨東で16.7%、八代南で18.4%、穂坂宮久保で17.2%となっており(平均して17.4%)、両品種とも順調に糖度上昇していた。
このように好適な気象環境により糖度が順調に糖度上昇してきたが、現在、日本列島に秋雨前線が停滞し、今後の天候は予断を許さない状況にあり、また、バスラン糖度はBrix示度に比べ1.0~1.5%低く表れるので、2018年におけるGI Yamanashi を使用する生産基準の果汁糖度は、甲州が13%以上、マスカット・ベーリーA等15%以上、そして、ヴィニフェラ種については17%以上としたい。
なお、ミレジムの評価は10月上旬までの気象環境を受けて別途判断する。
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