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「GI Yamanashi」糖度基準の公開/2023
委員長 木村 英生
山梨県ワイン酒造組合
会 長 有賀 雄二
山梨は全体のワイン品質を向上、安定させるため、GIワインの生産基準の中に次のように糖度基準を設定し、その年の糖度調査の結果を基に公表し、方針を指示します。
〇糖度基準(生産基準)
甲州は14%以上、ヴィニフェラ種は18.0%以上、その他(MBA他)は16%以上とする。
〇今年度の糖度調査(9月4日)
甲州:勝沼で14.3%~15.7%、甲府で14.8%~16.8%、山梨市で15.9%、穂坂で14.2%~14.6%であり、山梨県内の多くの地域で高い糖度であった。
MBA(マスカット・ベーリーA):勝沼で18.0%、甲府で18.4%、甲斐で17.8%であり基準値16%を上回る糖度を呈していた。
〇9月中の天候
10月2日現在において、まとまった降雨、極端な日照不足などは認められていない。
以上のことから、2023年における「GI Yamanashi」として仕込むブドウの糖度基準
は、生産基準どおりとし、1%下げることはしない。
ただし、10月26日のGIワイン審査に向けた2023年の山梨ヌーボーに関するものに限り、2023年・年号のブドウ糖度を1%下げることを認める。